新赤いカード戦略。コミユニケーシヨンの仕組み作りで勝負する。

摘要

「丸井は、独自の業態で多彩に展開している小売業と、金融サービス事業を融合させたユニークな企業。 つねに新しい提案と情報発信を行っています」株式会社丸井取締役篠瀬達也氏は、同社の事業展開の形をこう語る。 「全店に情報網がはりめぐらされたチェーン オペレーションの仕組みで動いている。これが丸井ならではの経営資源です」もうひとつの強みは、ヤングとファッションに強いというストアイメージ。 「丸井は、首都圏でヤング層の圧倒的な支持を得ており、婦人·紳士の衣料品販売額でも、全小売企業の中でトップクラス」（篠瀬氏、以下同）と勢いに乗っている。 しかし、そんな丸井でも、オーバーストアで激戦の続く現在の小売業界の厳しい状況と無関係ではいられない。 少子化によるヤング人口の減少傾向も、無視できない問題。 そうした環境下で、さらに勝ち続けるために、丸井はどんな事を打っているのだろう。